■殺された苦悶→腐敗を刳り返し各地を移動する異臭怨霊!祟りは低いが匂いは;;;■九相死絵【臭】四乃四四
2010年 07月 10日
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都内に住むある方が「部屋の中に異臭がする」として出所を探し回ったところ押入の布団袋に女子高校生と思われる腐敗した死体が。
警察に通報したが異臭だけ残して消え去った。
然し、警察が帰るとまた異臭が始まる。
そして真言密教僧殊慧に退魔依頼が来たのである。
布団袋いっぱいに殺害されて山に遺棄された巨大な女子高校生の断末の表情が。
これがフィルムを早回ししたように腐敗していくのである。
それがエンドレスだから憑かれた方は堪らない。
※殊慧ブログでは特殊な結界を張っているため見る分には祟りは無い。コピペ厳禁!
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全くの別件で腐敗していく女性の怨霊であるが、こちらの女性は平安時代。
高価な着物を纏っているため高い身分の女性であることが解るだろう。
※殊慧ブログでは特殊な結界を張っているため見る分には祟りは無い。コピペ厳禁!
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女性の顔のアップ。
※殊慧ブログでは特殊な結界を張っているため見る分には祟りは無い。コピペ厳禁!
小野小町壮衰絵巻を知っている方の多寡は退魔専門の真言密教僧殊慧を知る由も無い。
『小野小町壮衰絵巻』とは、平安前期9世紀頃の女流歌人であった才色兼備の小野小町が死に腐敗していく状況を絵にしたもので九相死絵巻とも言う。
簡単に言えば死体が変化していく様を書いたものであり、仏教の諸行無常(此の世の物事は常に変化する真理)、諸法無我(全ての事物に永久不変の本質を有していない真理)を欲に感ける俗人が忘れぬよう目を背けたくなる醜怪な死体をモチーフに表現したものである。
九相死絵は『新死相』『肪脹相』『血塗相』『肪乱相』『青お相』『たん食相』『骨連相』『骨散相』『古墳相』の九相に分けられ、見る者を圧倒させる。
さて今回は現代の小野小町壮衰絵巻とも言える殺害された女性が取り憑き、家の中で腐敗していく様を観せる話しである。
経験がある方も多いだろうが、突然鼻を衝く異臭を感じたことがあると思う。周りには腐敗しているものも無い状況でだ。
それが家の中で腐敗していく様を見せる怨霊である。
主が『祟る』である怨霊であるが、この怨霊は祟り度は低く己が腐敗していく様を見せつけるだけである。
勿論、腐敗していく訳だから臭いは想像を絶する。
然し乍がら善悪の思已業(二元に分ける心の弱さ)にて大量虐殺を「テロとの戦い」と称し『死』を軽視する現代社会において必要な怨霊であると言えまいか?
オマイ等も確実に死ぬんだぜ!
享楽に耽った分だけ死の恐怖は増すのさ。
by 殊慧(しゅすい)